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ジェニファーの豆知識
今、注目の「オープンシステム」とは?
Q.「オープンプロトコル」って?

あっサイトウさん、ちょっといいデスカ?今日お客様が「オープンプロトコルに興味ある」って言ってたんですけど、いまいちピンとこなくて…。“オープン”=誰でも許可なく自由に使えるってことでしょうか?


“オープンプロトコル”はこのビルディングオートメーション業界で働く人間なら絶対に覚えておかなくてはいけない重要キーワードだよ。一般的な“オープンシステム”とは少し違うから説明が必要だね。ひと言で言うと、どのメーカーでも使用することのできる、仕様が公開されている通信規格ってとこかな。これを導入することでたくさんのメリットがあるんだ!


Hmmm…なるほど!具体的にどんなメリットがあるんデスカ?


まず、オープンプロトコルを使ったビル管理システムを“オープンシステム”と呼んでいる。オープンシステムを採用すれば、従来悩まされてきた「特定メーカー製品しか使えない」という制限がなくなって、色んなメーカーの製品を自由に組み合わせることができるようになるんだよ。より優れたシステムが構築できて、施設のパフォーマンスが上がるうえに、安価な製品を組み合わせればコスト削減にもなる!


それは良いことデスネ~。でも、複数の製品が組み合わさることによって今までのシステムより複雑になってしまうなんてことはないんデスカ?メリットがたくさんでも、やっぱり便利じゃないと…。


それは安心したまえ!むしろ、従来よりもさらに便利になるよ。まず特筆すべきは、インターフェースが必要ないということ。1社提供のシステムだと、通常は他システムと接続するときにインターフェースが必要になるだろう?でもオープンシステムはこのインターフェースがなくても繋がることができるんだ。あとは複数メーカーの製品を適材適所に応じて選べることで、より自由度が増すといういうメリットもある。


CHECK! クローズドシステムとオープンシステムはここが違う!

Great!オープンプロトコルっていくつかあるんデスカ?中でも代表的なものを教えてほしいデス!


1995年に規格化された「BACnet®」が代表として挙げられるかな。2003年には国際標準規格ISO16484-5として規定されて、今や世界の主流になっている。 BACnet®には、複数のビルシステムの連携をスムーズに行うIPによる接続、ビル内のフィールドデバイス間をオープン化するMS/TP(マスタースレーブトークンパッシング通信)、ワイヤレス通信機能を可能にするZigBee®などがあるんだ。BACnet®とうちのMETASYS® を組み合わせることで、ビルの管理が今まで以上にスムーズに行えるようになるんだよ。


Thank you!! 今度お客様に聞かれたら、自信を持って説明できると思いマス!日本中の建物にこのオープンプロトコルが採用される日は、そう遠くないかもしれないデスネ♪


そうだよ。サブシステム間のBACnet IPからフィールドデバイス間のBACnet MS/TPまで、一貫してBACnet®で提供できるのはうちの会社ならではの特徴さ。もっと大きな話をするとね、BEMS施設群の大量のエネルギー使用データを収集して、デマンドレスポンスが可能になったりもするんだ!近年求められているスマートシティの構築に、ビルディングシステムのオープン化は欠かせない重要な要素の1つと言えるね。


That’s Good!建物単体だけでなく、その先には私たちの住む街や地域全体のエネルギーマネジメントにもつながっているんデスネ。オープン化によって社会全体がもっと快適に、もっと環境に優しくなれるといいなぁ。そのお手伝いができるよう、私もがんばりますネ♪



登場人物紹介

ジェニファー

米国出身。ジョンソンコントロールズに入社して間もない若手社員。技術営業を担当しながら、日々仕事を勉強中!趣味は旅行。

斉藤さん

ジョンソンコントロールズのエネルギーエキスパート。45歳、ジェニファーの上司。趣味は切手収集と省エネ。