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Chitchat with Jennifer おしゃべりジェニファーの成長記
換気について教えて

Q. 換気が仕事に大きな影響を与えるって本当?

やあ、ジェニファー。どうしたんだい、なんか眠たそうだね。




Oh!サイトーさん。昨日の夜、ついネットTVドラマを見てしまって。次の展開が気になって止められず、気づけば深夜になっていマシタ。




なんだ、さっきの全体会議のせいで、疲れてしまったのかと思ったよ。大人数で会議をすると眠たくなってしまうことがあるのは、科学的に根拠があることは知っているかい?




Hmm... 集中しすぎて、脳が疲れてしまうからデスカ?




 
確かに脳が疲れてしまう、というのは一理あるかもしれないね。2012年に、アメリカにあるローレンス・バークレー国立研究所とニューヨーク州立大学が行った研究によると、「仕事中や授業中に襲ってくる睡魔は、オフィス内や教室内の二酸化炭素濃度の上昇が原因」という結果が出たんだ。この研究では、24名の被験者を4つのグループに分けて、二酸化炭素の濃度が600ppm、1000ppm、2500ppmの3種類の濃度の部屋の中で、それぞれ2.5時間ずつ意思決定テストを受けてもらったんだけど、その結果を比べると個人差はあるものの二酸化炭素の濃度が2500ppmに達するとパフォーマンスが著しく低下することが判明したんだ。




Hmm...ビル管理法で定められている基準は1000ppmでしたよね?2500ppmということは、、、基準値の2倍以上じゃないデスカ!




そうなんじゃよ、ジェニファー。空気質についてよく覚えていたね。




Wow!カネコさん。いつも通り、突然の登場デスネ。




ほっほっほ。ちなみに、このテストでは個人差はあるものの、600ppmと1000ppmではそれほど大きなパフォーマンスの低下は見られなかったそうじゃ。人が呼吸するときの二酸化炭素の濃度は約4%(40,000ppm)と言われておるから、締め切った部屋に人がたくさん集まって、長時間過ごすと、必然的に二酸化炭素の濃度が高まってしまうものなんじゃ。さっきの会議も白熱していたから、会議で眠たくなったのは、二酸化炭素が原因かもしれんの。




Oh!換気は集中力を維持するためにも非常に重要な要素なんデスね。




ちなみに、二酸化炭素の濃度が、10,000-20,000ppmで不快感が起こると言われており、倦怠感や頭痛、耳鳴りなどの症状が出るんだ。




労働安全衛生法の事務所衛生基準規則では、二酸化炭素濃度は5,000ppm以下と規定されており、ビル衛生管理法では1,000ppmとなっておる。だから、空調などでしっかりと換気できておれば、二酸化炭素濃度によって生産性が下がることもないじゃろう。ただし、会議室など、一時的に人がたくさん集まるような場所では気を付けたほうが良いかもしれないのう。




ジェニファー、実は会議室の定員にも換気量が深く関係しているのを知っているかな?




知りませんデシタ。どんな関係があるのデスカ?




一人当たりの専有面積は事務所、旅館、店舗、レストランなどで細かく定められており、部屋の広さ(平方メートル)からその部屋に入れる定員が算出できるんじゃ。また、建築基準法では、中央管理式の空調設備に関して定員に対する換気量が定められておって、1名あたり20立方メートル毎時の換気量が必要なんじゃ。この20立方メートル毎時というのは、成人男性一人が静かに座った時の二酸化炭素排出量で、この換気量が確保できない場合は、定員を減らす必要がある。会議室の定員は、生産性の観点からも絶対に守るべきじゃの。



Oh!空調って、仕事を生産的に過ごすためにも非常に重要なんですね。Thank you.とても勉強になりマシタ!


 

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